居住地以外で亡くなられた場合の葬儀
東京在住の方が地方でなくなった場合でも、葬儀を東京で行うケースが最も多いのは至極当然といえます。
故人、喪主親族も慣れ親しんだ地での葬儀を行いたいと誰でも思います。
しかしその場合は、地方よりのご遺体の搬送が必要となります。注意すべき事も多々ありますので、意中の葬儀社などがあるのなら、真っ先に相談するのがよいでしょう。
愛典では可能な限りの場所まで、ご遺体のお迎えにあがります。
杉並区は区外に特養施設がいくつかあり、そちらで亡くなられてのご遺体搬送ご依頼は時折ございます。
また、遠距離な場合などは、その地方の搬送業者に依頼し東京まで搬送手配することもあります。
しかし東京まで戻らず、亡くなった現地で葬儀火葬を行うケースもまれにございます。
亡くなった場所での葬儀が求められる場合
・事前に故人が亡くなった場所での葬儀を希望される遺言などがある場合
・亡くなった場所が故人様の故郷で、家族が同行していた、親族が近くにいるなどの場合
・何らかの理由で、地方でのご遺体安置が長引き、東京搬送後の葬儀火葬までご遺体の保全が難しい場合
・事件事故などで亡くなり、ご遺体の損傷が激しい場合
・海外などで、ご遺体の搬送が実質不可能な場合
このような場合、喪主が亡くなった場所へ赴き、現地で葬儀火葬を行う事が必要になります。
その場合、密葬または家族葬にて行う事が多く、親族知人には事後報告のみ場合もあり、
後日東京にて、「お別れ会」等を行う事もあります。
地方と東京が逆になるケースも、もちろんあります。
地方在住の方が、東京滞在中に亡くなるといった場合です。
基本はご自宅のある地方へご遺体搬送し、地元でのご葬儀となりますが、
上記と同じような理由で、東京での葬儀火葬を行うこともまれにございます。
葬儀場所を判断する上で重要な事
・居住地または現地の葬儀社への相談
ご遺体の状態や搬送の判断はプロに任せるべきものです。
どうしても搬送したい場合など、手法を検討してくれる葬儀社もあります。
意図を明確に伝え判断を仰ぎましょう。
対応に誠意を感じないなどの場合は、葬儀社を変更することも検討すべきです。
・離れた親族や縁者への相談や密接な連絡
葬儀日時の相談、出席の可否や、手分けできる手配など、相談すべき内容は多々あります。また、事前に相談せずに葬儀を決めてしまうと、禍根を残してしまう事もあります。悲しみや動揺の中でも、必要と思われる方への連絡はできる限り行うようにしましょう。
愛典は杉並の地で90年以上葬儀社を営み、上記のようなケースを何度も承っております。
ご相談をお受けした時、まずは喪主様のご意思を尊重しますが、参列者など様々な事情もお伺いいたします。その上で搬送可能であれば最大尽力いたします。
しかし搬送不可の場合は現地密葬などをお勧めする事もございます。葬儀火葬後、東京にての「お別れ会」のご提案も可能です。
出先で亡くなられるという心労の中ではありますが、ご連絡頂ければ、状況確認し様々なアドバイスをさせて頂きます。また、出先で危篤状態になっておられるなどの場合、事前相談頂ければ、もしもの時の対応も慌てることなく行えます。ぜひご相談ください。