悪天候でのご葬儀について

昨今、猛暑だけでなく、ゲリラ豪雨、台風も多く、
ご葬儀を行う喪主様や参列者も、ご葬儀当日の天候の心配をされる事が多くなりました。
また冬には豪雪、年間を通じては地震の心配など、天災時、多くのイベントが中止になり、交通機関も乱れます。
葬儀当日がそうした時に当たってしまった場合、
「葬儀を行えるのか?」とご心配される方も多々いらっしゃいます。

ごもっともな心配ですが、結論からいいますと、
「葬儀を中止にする事はほぼない」ということです。90年以上にわたる弊社の長き葬儀実績の中でも、喪主様が葬儀を中止した事は一度ありません。悪天候や交通機関の乱れで、参列者の臨席が遅れる、欠席するなどは起こり得ますが、そうした理由で葬儀自体を中止にすることは通常ありません。

葬儀日程を決めるにあたり最重要項目に「火葬場の予約」があることは以前記しましたが、
この予約スケジュールを厳守することが、どのような葬儀においても重要になります。

例外的に葬儀を中止せざるを得ないケースとは

それでもどうしても中止せざるを得ないケースがあるなら以下のようなものが想定されます。

・天災などにより予約した火葬場の営業が突如不可能になった場合

・天災などにより依頼している葬儀社の営業が突如不可能になった場合

・喪主様の体調不全や事故などにより参加不可能になった場合
 (この場合喪主代理を急遽擁立し実行することは可能です)

喪主側の都合により、万が一急遽葬儀を中止とした場合、再度スケジュールを調整しせねばならないだけでなく、火葬料、葬儀社への支払いなどはほぼ全額支払う必要があり、次回含め2回分の葬儀費用が必要となってしまう事になります。
またご遺体の安置を延長せねばならなくなり、ご遺体の劣化も心配です。
中止によるデメリットがとても多く、葬儀を中止する決断を行わねばならないことは稀であり、平時はあまり心配する必要ながないというのが結論です。

荒天時葬儀での準備

しかし中止しなくても荒天の日に葬儀を行わねばならないことはしばしばあります。そうした時の注意点をいくつか挙げておきます。

・まず喪主様が荒天でも葬儀に遅刻しないよう、早めで確実な移動を行ってください。

・豪雨、豪雪などで参列者様の喪服が濡れてしまう事もありますので、
 斎場でのタオルの準備なども必要です。

・重要な親族や参列者の遅刻欠席がないか、まめに連絡をとってください。

・通夜、告別式などで参列者、弔問者の屋外受付を予定していた場合、
 屋内への変更が必要なる場合があります。

ご遺体となった故人様は、火葬で荼毘に付され成仏されます。
そうした意味でも葬儀火葬をすみやかに行う事は大切です。
愛典では喪主様のご心配へのお答えや荒天時の現場対応など、長き経験よりしっかりマニュアル化されており、また想定外の事態にも誠意をもって対応いたします。

ご不安や懸念事項あれば、ぜひ事前相談をご利用ください。

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