2025年へ向けた家族葬最新事情

コロナ禍で、人数縮小、簡素化、低価格化が極端に進行した家族葬ですが、近年、それらの縮小傾向が元にもどりつつあります。
弊社愛典の最新のご葬儀実態より、2025年に向けた家族葬の傾向と特徴をお伝えいたします。

家族葬と一般葬の違いとは?

そもそも、家族葬と一般葬の違いとは何でしょうか?
もちろん家族葬は少人数で、一般葬は大人数という区分けは概念としてありますが、
40人以上が参列される家族葬もあれば、20人以下の一般葬もあるのです。
最も大きな違いは、「不特定多数の弔問客を呼ぶかどうか」にあります。
家族葬は時折「密葬」とも呼ばれ、3親等以内程度の家族のみで行い、それ以外の弔問客を呼ばない葬儀です。そのため、弔問客の受付、ご焼香、振る舞い会食などの行事と施設を用意せずに済ませます。
一般葬から家族葬への流れは、コロナ前から続いており、アフターコロナにおいても変わりません。現在では、ご葬儀の8割程度が「家族葬」となっているのです。

家族葬の参列者数が増えています。

アフターコロナで少しずつ参列者数も増える傾向はありましたが、本年より目に見えて人数が増えています。
10人以下に抑えた葬儀が昨年までは多かったのですが、
本年になってからは、10~20人の参列者がある家族葬が主流となっています。
家族葬であっても、家族でなければダメという決まりがある訳ではないので、
故人の親しい友人なども参列することも増えています。

会食法要も増えています。

コロナ禍では全くと言っていいほど行われなかった、会食法要(主に初七日)ですが、
本年は家族葬においても、ほとんどの方が行われるようになりました。
火葬後に初七日法要会食を行う通例に戻り、四十九日の会食法要なども増えました。
家族葬は故人の親しい人のみで行うご葬儀ですので、思い出を語り、故人を偲ぶ機会としての会食法要は、葬儀本来の趣旨を享受できる、家族葬の大きなメリットであるとも言えます。

マスクの着用について

現在では葬儀参列者のマスク着用は個人の判断にまかされており、着用義務はなくなっています。
家族葬では、不特定多数の参列者と会うこともないので、感染リスクも減る傾向にあります。
しかしながら、コロナやインフルエンザはまた流行の兆しがあり、完全に安心はできない状況です。
葬儀業者は多数の顧客と会うため、着用することが推奨されています。
高齢者や健康不安のある方なども、家族葬といえどマスク着用されることが望ましいでしょう。

家族葬にもオリジナリティ

葬儀に対する制限が減ったことで、家族葬においてもより自由でオリジナリティを求める傾向が増えています。
祭壇や宗教色なども故人様の意向が反映され、趣味や功績を反映させた展示やイベントなど、
家族葬は弔問客対応の負担が少ない分、オリジナルな企画を行いやすいこともあり、そうした傾向は続くと思われます。

以上のような傾向が本年の家族葬に見られ、この傾向は来年2025年も継続されると思われます。
葬儀の喪主側としては、家族葬で行うとしても、厳しい人数制限を課すことなく、呼ぶべき縁者に参列を乞うのがよいでしょう。
初七日会食法要なども積極的に行うことで、葬儀でしか会えなかった親類縁者との旧交を暖め、故人を偲ぶという、古来よりのよき葬儀を実現できるのではないでしょうか。
しかし感染リスクはこれ以上減る傾向ではないので、会食時以外はマスク着用もできれば心がけてください。

愛典では、こうした傾向を皆様にお伝えし、まさかの時も落ち着いて対応し、時代に合わせた「よいご葬儀」ができるようお手伝いいたします。
葬儀の制限が少なくなることにより、家族葬においてもより自由で故人様らしいご葬儀を求める傾向も増えています。
愛典にはそうしたご要望にもお応えできる、様々な経験とネットワークの用意がございます。
ご要望やご不安点があれば、ぜひ事前相談をご利用ください。

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