ご安置について


【ご遺体安置が必要な理由】

病院やご自宅で亡くなった場合、日本の法律ではすぐに火葬することはできません。
「墓地、埋火葬に関する法律」の第3条で「埋葬又は火葬は、他の法令に別段の定があるものを除く外、死亡又は死産後24時間を経過した後でなければ、これを行ってはならない。」 と決められているためです。
病院で亡くなられる多くの場合、霊安室に安置されますが、病院の霊安室はあくまで一時的な保管場所であり、すみやかなご遺体の搬出を求められます。
どのようなケースにおいても、亡くなってからご葬儀、火葬までの期間、ご遺体を「安置」する場所が必要となってくるのです。
また、安置施設によりご遺体の搬送が数度必要となります。それには費用とご遺族の労力が必要となり、葬儀負担を大きくする要因ともなりますので、それぞれのケースでの必要搬送回数も記します。

【ご遺体安置の場所】

1. 個人様のご自宅  (搬送2-3回)

昔はこちらが主流でした。ご自宅でのご遺体安置は費用がかからないように思われますが、病院からと葬儀場までの搬送経費、布団でのご安置が多いため、ドライアイスが大量に必要となり、エンバーミング(注参照)経費がかむさなど、費用のメリットは少ないといえます。保管期間も1.2日が限界です。
ご自宅で葬儀をされる場合はそのまま行いますが、葬儀場を利用する場合は再度のご遺体搬送が必要です。また、住居スペースやエレベーターなどの導線問題、近隣への配慮などで、ご自宅でのご安置をご希望される方は現在ではほとんどいらっしゃらなくなりました。しかしそれでも故人と一晩を共に過ごしたいというご要望も根強く、全くないわけではありません。

注)エンバーミングとは「ご遺体に消毒殺菌・防腐・修復・化粧をし生前のお姿に近づける技術」です

2. 民間の遺体専用保管施設(搬送3回)

事務的なロッカー形式のものから、最近よく聞かれる「ご遺体ホテル」のようなものまで、施設やサービス、料金に幅があります。基本的には24時間営業の保管施設が多く、葬儀場確定、葬儀日までの時間、ご遺体保管可能です。ご遺族や親類、友人などのご面会も可能な施設が多いです。保管期間は施設によって異なりますが、1日から5日程度です。
病院から施設に搬入し、こちらでは葬儀ができないため、葬儀会場へさらに搬出が必要となり、その経費が加算されます。

3.  斎場の保管施設(搬送1回)

斎場によっては、安置施設もあり搬送不要でご葬儀、火葬まで行えるものあります。その場合、ご遺体の搬送は1度で済むメリットがあります。しかし葬儀会場が少なく、葬儀まで1週間以上待つこともあり、その期間のご遺体保管費用も加算されます。
斎場の保管庫はロッカー形式のものが多く、保管やご面会の際、無機的な施設での故人様の安置を嘆かれる方もおられます。
また多数の利用者が頻繁に出入りする施設ですので、プライバシーの問題や、落ち着いて故人とのお別れをするゆとりとに欠けるなどの声もございます。

4. 葬儀社安置施設(搬送2回)

葬儀社や斎場が保有するご遺体保管施設です。弊社愛典福島屋の「安置ルーム」もこれに該当します。
葬儀社の保管施設は、葬儀社によって様々ですが、ご面会が可能であり、葬儀場への再度の搬送が不要などのメリットは各社共通のものです

弊社愛典福島屋の「安置ルーム」は、今までのご安置に関する問題や不安をなくし、
ご葬儀までを安心してお過ごし頂けるよう、10年前に開発設置いたしました。

  • お部屋のような綺麗な施
  • しっかりとした専用保冷施設により1週間までの保管が可能
  • 日中でのご面会が可能
  • ¥7,500/1日(税別) という低価格
  • ご安置から搬送不要でそのままご葬儀可能

このような特徴を持ち、同ビル内でのご葬儀と法要が行えます。
家族葬に特化した弊社施設とご葬儀プランは、低価格ながらもプライバシーを重視し、
様々なご要望にもお応えできるものとなっています。

 

葬儀というと、本番のご葬儀法要のみを考えがちですが、ご葬儀から火葬まではほぼ半日で終わってしまいます。亡くなられてすぐ、最初ご遺族に訪れる「ご安置の不安」にお応えするために「安置ルーム」はつくられました。
ご葬儀という一連の行事の中で、「最も長い時間、故人様が過ごす場所を、ご遺族が安心してまかせられる施設にしたい」という弊社の思いを形にしたものなのです。
親族の都合、火葬場の予約、葬儀内容などをじっくり考慮し、葬儀日程を決めるまでの時間、そして葬儀までの時間、故人様をご面会もできる綺麗なお部屋でしっかり保管します。

縮小化する家族葬であっても、ご遺族の哀悼の意を形にすべく、愛典福島屋は尽力しております。事前相談、内覧、随時受付中です。ぜひお問いあわせください。

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