家族葬の香典は辞退できる?伝え方・文例と返礼の考え方

家族葬でも、香典を辞退することはできます。ただし、家族葬にすると自動的に香典辞退になるわけではありません。ご家族で受け取り方を決め、訃報や葬儀の案内と一緒に伝えておくことが大切です。

辞退した後に香典を持参されることもあるため、案内文だけでなく、当日の対応や返礼の準備まで考えておきましょう。この記事では、喪主様・ご家族が香典辞退を決める際の確認点と、相手に伝わる文例をご紹介します。

執筆者

株式会社メモリードグループ 愛典福島屋 支配人:丸岡 英夫

葬儀について調べる中で、「何から準備すればよいのか」「この判断でよいのか」と迷われることもあるかと思います。そうした不安を少しでも和らげられるよう、費用やマナー、準備の進め方を、一つひとつ分かりやすくお伝えしてまいります。杉並区で葬儀をお考えの皆様が、ご家族に合ったお別れの形を考える際に、このコラムがお役に立てば幸いです。

目次

家族葬で香典を受け取るか辞退するか

香典辞退を準備する3つの手順

STEP
ご家族で受け取り方を決める

香典を辞退する範囲や例外、供花・供物・弔電の受け取り方を決めます。

STEP
訃報や葬儀の案内で伝える

相手が香典を準備する前に、辞退する旨を具体的な言葉で伝えます。

STEP
当日の対応と返礼を準備する

受付での案内方法と、例外的に受け取った場合のお礼・返礼を共有します。

香典には、故人様への弔意と、ご遺族を支える気持ちが込められています。そのお気持ちを受け取るご家族もいれば、参列者への負担や返礼の手配を考えて辞退するご家族もいます。どちらか一方が、すべての家族葬に当てはまるわけではありません。

故人様のご意向を確認したうえで、喪主様と近しいご家族で話し合いましょう。親族間の慣習や地域・宗教による違いもあるため、判断に迷う場合は、事情をご存じの親族や葬儀社に相談すると整理しやすくなります。

辞退する範囲と例外を決める

「すべての方から辞退する」「一般の参列者からは辞退し、親族からは受け取る」など、受け取る範囲を具体的に決めます。親族のみ受け取る場合は、関係する方に個別に説明し、当日の受付担当者にも伝えておきましょう。

香典を辞退する場合、香典による葬儀費用への充当は見込まず、支払いを準備する必要があります。また、勤務先の規程に基づく弔慰金は、個人からの香典と扱いが異なる場合があるため、会社の窓口に確認してください。

香典の受け取り方は、参列をお願いする範囲と合わせて考えましょう。親族だけで見送る場合も、ご友人をお招きする場合も、それぞれに参列の案内と香典の方針を伝える必要があります。

香典辞退を伝える時期と案内文の例

香典辞退は、訃報を知らせるときや、葬儀の日時を案内するときに伝えると、相手が準備する前に方針を共有できます。電話で伝えた場合も、メールやLINEなどで案内を残すと、聞き間違いを防ぎやすくなります。

香典を辞退する旨は、参列をお願いする方にも、訃報の報告のみをする方にも伝えます。葬儀に参列しない方から、後日郵送で届く場合もあるためです。すでに案内を送っている場合は、方針が決まった段階で追加の連絡を入れましょう。

香典のみ辞退する文例

誠に勝手ながら、ご香典は辞退させていただきます。故人への温かいお気持ちに、家族一同心より感謝申し上げます。何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。

香典・供花・供物を辞退する文例

誠に勝手ながら、ご香典ならびにご供花・ご供物は辞退させていただきます。生前に賜りましたご厚情に深く感謝申し上げますとともに、何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。

電話やLINEで親しい方に伝える文例

今回は家族で話し合い、香典は受け取らないことにしました。お気持ちだけありがたく頂戴できればと思います。どうぞ香典のご準備はなさらずにお越しください。

最後の文例は、参列をお願いする方への案内です。ご参列も控えていただく場合は、その方針を別に伝えてください。

「ご厚志を辞退します」という表現だけでは、何を辞退するのか迷う方もいます。香典・供花・供物・弔電のうち、辞退するものを具体的に記しましょう。香典のみを辞退する場合に、供花や弔電まで辞退する文面にしないよう確認します。

辞退後に香典を持参された場合の対応

香典を持参された際は、まず相手のお気持ちにお礼を伝え、そのうえでご家族の方針を説明します。案内が届いていなかった可能性もあるため、用意されたことを責めるような言い方は避けましょう。

受付でお断りする際の文例

温かいお心遣いをありがとうございます。恐れ入りますが、ご家族の意向により、ご香典は辞退しております。お気持ちだけありがたく頂戴いたします。

「どうしてもお渡ししたい」と申し出られた場合の対応も、事前に決めておきます。受付担当者だけで判断せず、喪主様や指定したご家族へ確認する流れにしておくと、対応を統一できます。

受け取ることになった場合は、お名前・ご住所・金額を記録し、返礼の準備につなげます。辞退していたという理由だけで、その後のお礼を省略しないことが大切です。

後日、郵送やご訪問でいただいた場合

葬儀後に香典が届いた場合は、まずご連絡を取り、お心遣いへのお礼と辞退の方針を伝えます。返却するか受け取るかは、ご家族の意向や相手との関係を踏まえて相談しましょう。説明せずに送り返すと、相手を戸惑わせる場合があります。

辞退の方針が十分に伝わっていなかった場合は、その事情も説明します。受け取る場合は、葬儀当日にいただいた香典と同じように記録し、お礼や返礼の対応を確認してください。

返礼品・会葬礼状の準備を考える

香典を辞退し、実際にも受け取っていない場合は、香典返しを用意する必要はありません。ただし、参列してくださった方へのお礼は別に考えます。「香典返し」「会葬御礼の品」「会葬礼状」を分けて整理しましょう。

用意するもの香典を辞退する場合の考え方
香典返しいただいた香典へのお礼。例外的に香典を受け取った場合に検討する
会葬御礼の品参列へのお礼。香典の有無とは別に、用意するか決める
会葬礼状参列への感謝を伝える書面。香典辞退に合う文面と必要枚数を確認する

葬儀社や地域によって品物の呼び方や渡し方が異なる場合もあります。「返礼品を何個用意するか」だけでなく、誰に、何のお礼として渡す品物かを確認してください。会葬礼状も、香典を受け取ったことへのお礼が含まれる定型文を、そのまま使わないよう注意します。

例外的に香典を受け取る可能性がある場合は、当日お渡しする品物を用意するか、後日個別に返礼するかを相談しておきます。相手からお返しを辞退された場合は、そのお気持ちを尊重し、お礼のご連絡やお礼状で感謝を伝える方法もあります。

香典を受け取った場合の返礼の時期

仏式では、四十九日法要を終えた後の忌明けに香典返しを送ることが多く、葬儀当日に品物をお渡しする「当日返し」もあります。返礼の時期や内容は地域の慣習・宗教・いただいた金額などで異なるため、当日返しで済むか、後日のお返しも必要かを担当者と確認しておきましょう。

担当者に相談しておくこと

香典辞退を決めたら、案内文の作成から受付の対応まで、次の項目をご家族と担当者で共有しましょう。

  • 香典を辞退する範囲と、親族などの例外の有無
  • 供花・供物・弔電を受け付けるか
  • 訃報や葬儀の案内に記載する文面
  • 受付での案内方法と、判断に迷ったときの確認先
  • 例外的に受け取った場合のお礼・返礼の方法
  • 会葬御礼の品や会葬礼状の文面・数量・費用

例えば、香典は全員から辞退し、会葬礼状は参列者にお渡しする場合、礼状の文面と枚数を確認します。親族のみ香典を受け取る場合は、受付担当者への伝達方法と返礼を個別に整理します。ご家族の方針によって、必要な準備は変わります。

愛典福島屋は、自社スタッフが準備から当日まで一貫して対応します。香典辞退の伝え方や、会葬礼状・返礼品の手配についても、ご家族のご希望をお聞かせください。プランに含まれる内容や必要な費用は、打ち合わせ時に確認いたします。

家族葬プランの内容を確認する
電話:0120-343-635
香典辞退・返礼の準備について相談する

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